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2021.04.17
腰から下半身に向けて神経が走っておりますので下半身の神経症状の原因は腰からと言われる事が多いです。
有名な症状が坐骨神経痛で
腰ヘルニアや脊柱管狭窄症が影響している事が多いとされています。
神経の症状は皮膚分節と言って腰の神経の障害場所によって脚へのしびれや痛み、感覚異常などの
神経症状が出現する部位が大方決まっています。
見にくいですが
図の様に腰の場所で同じ枠内の所に神経症状が出るとされています。
例えば「L5」と書かれた色でたどると
お尻のサイドを通り、腿の横に行って、すねの辺りを通ります。
これは腰の5番目の骨と仙骨の間から
出る神経が障害された時に出やすい症状部位を示しています。
さてしかし
神経症状全てが腰からの影響なのかとは考えにくいのです。
同じ神経症状の様なものを例にすると
正座をしていて「足の痺れをきらした」
というのがありますが
この場合も神経症状です
→動かない、感覚がない、少しずつ動く様になる、途中から触れると激痛
と大雑把にはこの様な流れかと思いますが
この場合の神経症状も
腰が影響しているでしょうか!?
→この場合は膝裏の神経が圧迫されて症状が出ていますから腰は関係ありません。
脚の神経症状だからと言って決して腰の影響ではないのではないか!と言うのモノが
一般にも多くある様に感じます
椅子から立ち上がった時に脚に「ビッッ」
と痛みが走る様な時です
一見、腰からの様に感じられますが
立ち上がる際に
→足の位置を変えて立ち上がった場合
→力の入れ方を変えて立ち上がった場合はその痛みが出ない、軽減されるというパターンの方もおられます
この様な場合
果たしてその神経症状は腰の影響があるのでしょうか!?
この様に腰ヘルニアや脊柱管狭窄症の影響で神経の出口辺りが障害されるような症状に似ているが実際にそれが影響していない!?
という方々を
・リハビリ
・過剰使用している筋肉などを緩める
と言う事をして症状軽減のお助けをさせて頂いております。