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2021.04.23
猫背になると
鎖骨と肋骨の間が狭くなります
そうすると
腕の神経の束を圧迫してしまい痛みやだるさなどの感覚異常が発生してしまいます
この様な感覚異常は
感覚神経という文字通り
感覚を伝える神経が障害される事で発生するのですが
寒くないのに腕に寒気を感じるとかは
自律神経の乱れです
その乱れと猫背が関係あるのです
鎖骨の下に通っている神経の束の中に
自律神経も入っておりそれが
筋肉などによって慢性的に挟まれてしまう事で寒気を感じます
(足の冷えもこの様な筋肉による挟まれによって冷えると言うのがあるかもしれませんね)
対処法としては
丸印のマッサージ、ストレッチ
慢性化してしまっている人は
猫背解消トレーニングが必要になります
マッサージやストレッチ、針などで神経を挟んでいる筋肉を一時的に緩ませて神経の通りを良くしたとしてもまた繰り返してしまいます
猫背は姿勢を意識するだけでは中々継続が難しいです
背筋を伸ばすとなると体幹部(胴体部)を伸ばす必要があるのですが
そこの部分が硬く、また伸ばす筋肉の弱さもあります。
また体幹部を伸ばすには腹斜筋(腹筋)の働きも必要となりますがその筋肉作用も弱くなっています。
これら筋肉がない状態なのに意識だけでは中々難しいためそこそこの筋トレが必要となります。
さて神経の話しに戻りますが
神経には
「筋肉に動きなさぁーーい」と伝える
→運動神経
「痛っっ!」とか「触わられてるぅ!」
と言う様な感覚を伝える
→感覚神経
汗をかく、内臓を動かすなど
自分の意思ではどうにもならない
→自律神経(交感神経、副交感神経)
の3つがあります
鎖骨と肋骨の間が挟まれておこる痛み全般を
胸郭出口症候群とも言いますが
ここが狭くなる事で
腕の血管を支配する自律神経(交感神経)が圧迫されて腕に寒気を感じさせてしまいます
正中神経と尺骨神経に交感神経が多く分布される様なので前腕部に寒気の様な症状が多く見られやすいのも納得ですね
これら猫背によっておこる症状は
・ゆるめる様な事(マッサージ、ストレッチ、針etc)
・猫背を根本的に修正する筋トレ
がセットとなり本当に改善する身体を作り上げる事が出来ます